当医院の診療方針

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おぎの矯正歯科がもっとも大事にしている矯正治療の目的は、「一生自分の歯で噛める環境つくり」と「よりきれいな口元をつくる」ことです。

以上を最短の期間でより高いレベルで達成するために、装置の選択、治療方法の選択はとても重要です。小児であれば治療の開始時期、むし歯・歯周病の予防がとても重要になってきます。矯正治療でもっとも難しく重要となるのが的確な診断です。骨格の成長、歯の発育、咀嚼機能の発達を精密検査によって診断する能力が良い結果を出すために要求されます。検査、診断、治療目標の設定、治療計画の立案、治療、再評価といった一連の流れが正確におこなわれて初めて最良の治療結果につながります。

また、「歯を一生残す」ためには、矯正治療だけで達成できるものではありません。

矯正治療が終了した後、「かかりつけ歯科医」での定期的なメインテナンスもとても大切です。成人の方の場合、歯周病や歯の根っこの高度な治療が要求されることもあります。一般歯科では対応しきれない病状であっても、最良の治療が受けれるよう他の専門領域を持つ医療機関同士の紹介システムがあるのも当医院の強みです。

矯正治療には歯の表や裏からワイヤーによって治療する方法、取り外しのできる床で治す方法、インプラントを固定源に用いる治療法、早期治療、抜歯・非抜歯矯正、外科手術を併用する外科矯正などさまざな方法があります。あらゆる方法を熟知し、正確な診断に基づいて使い分けることによって、無駄ががなく最短の期間で最良の治療結果を得ることができるのです。

最近、歯を抜かない矯正を売りにしたり、早期治療による治療がとても良いことのように宣伝しているのを見かけることがあります。歯を抜かないことは一つの手段で目的ではけっしてありません。「一生自分の歯で噛める環境をつくり、より口元をきれいにすること」こそが目的です。また、早期に治療を行ったとしても、最終的にきちんと治すには大人の歯が揃う12歳前後になります。歯並び、咬み合わせはとても繊細で、ワイヤーを用いた方法でしか最終的な治療は不可能でしょう。中途半端な治療は、主訴は治ったとしても健康を害することがあります。

インプラントで社会問題になったのも不十分な知識と技術が招いた結果です。矯正治療はとても専門性の高い治療です。あらゆる手技を熟知して、的確な診断に基づきそれらを使いこなせることが専門性の高い分野に従事する医療者として大事なことと考え、院長は日々研鑚を怠りません。

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